本の読みどころ

桐島、部活やめるってよ

朝井リョウ集英社

一人の退部を、五人の高校生の側から見つめる。

高校生活群像劇他人の視線
この本を知る
01 / INTRODUCTION

どんな本?

バレー部のキャプテン、桐島が突然部活をやめる。その出来事が、同じ高校に通う五人の日々に影響を及ぼしていきます。十七歳の登場人物たちの物語がつながる青春群像小説で、第22回小説すばる新人賞を受賞した作品です。

このガイドでは、退部の理由を予想するだけでなく、その知らせを受け取る側の違いに注目します。同じ学校、同じ出来事でも、人によって気にかけることは違うはず。誰かの言葉をそのまま学校全体の見方とせず、それがどの立場から語られているかを確かめながら読んでみてください。

こんな関心がある人へ

  • 複数の視点がつながる小説
  • 学校の人間関係と自己評価
02 / READING POINTS

この本を読む、3つの視点

  1. 出来事と反応を分ける

    桐島の退部という事実と、それを知った人物の受け止め方を分けてメモしてみましょう。出来事の大きさは誰にとっても同じなのか。反応の差から、それぞれが学校で大切にしているものを考えられます。

  2. 見られる自分と自分の気持ち

    人物が他人を評価する場面では、その判断の根拠を探してみてください。部活や周囲の評判だけで相手を捉えていないか、自分に向ける評価とはどう違うか。読む側の先入観も一緒に点検する手がかりです。

  3. 五人のつながりをたどる

    登場人物の名前を並べ、関わりが分かったところに線を引いてみましょう。誰から見た関係かを書き添えると、単純な相関図とは違う形になります。新たな視点に出会うたび、以前の場面を思い返してみてください。

03 / AFTER READING

読み終えたら、考えてみたいこと

正解を探すためではなく、自分の読み方を見つけるために。

  • 五人のうち、桐島の退部を最も自分の問題として受け止めたのは誰だと思いますか。
  • 別の人物の視点を知って、最初の評価を変えた相手はいましたか。
WATCH & READ

この本が紹介されている動画

この版のISBNを概要欄で確認できた、現在掲載中の動画です。

この読書ガイドについて

出版社などの公開情報を参照し、AIを用いて紹介文と読む視点を作成しています。実読レビューや動画の発言の要約ではありません。作品の設定・書誌は以下の参照元で確認できます。

参照情報の確認日: